訳出復習コーナー
       
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クラスの進行状況が異なりタイミングによっては、まだ授業で導入されていない場合もあります。ご了承下さい。

答えを見ずに、まずは自力で英作してみよう!

 

     
2023年春期 No. 608〜617 23年春期復習テスト用 (7/2アップ) Click here
2023年秋期 No. 618〜638 23年秋期 Click here
2024年春期 No. 639〜650 2024年春期 夏休みの宿題用 Click here
     
喋る力が聴く力を助ける。文法力をあげて、品詞展開を予測できるようになりましょう!
     


2024年春期
 
今週のパターン
GENIUS, OXFORD, 研究社,他参照
下に読み進めてください

661
escape 自動詞他動詞

1)彼らは燃えさかる家から
逃げ出した

2)彼らは猛火から逃がれた























●自動詞と他動詞が描く世界

今週のescapeの発見には、誰もかれもが膝を打ち感心しました。復習しておきましょう。

まず「逃げる」と言う動詞の場合、日本語では「〜から逃げる」がパターンなので英作するときも、escape from 〜と自然に出てきます。GENIUSを見ても自動詞用法の方が冒頭に書かれていて:

1)They escaped from the burning house.という例文が出ています。

だから2)の場合も:
2)They escaped from the inferno.としてOKだろう。

ところが、WIll RipleyはThey ecaped the inferno. と他動詞を使っている。何かニュアンスの違いがあるのかと、もう一度GENIUSをしっかり読んでみると:

1)自動詞では「人などが場所から逃げる」
2)他動詞では「人などが病気・危険などを逃れる」

ホゲー! びっくり! 確かに日本語でも2)の他動詞の方は:

2)彼らは猛火逃れた、彼らは火の海逃れた、と言える。きゃー!

●さてクラスで出した問題の復習:

A)escape from prison / B) escape prisonの意味の違いは何でしょう。

自分で答えを出したあと、GENIUSにいってね。

660
giveの文型は?

1)管制塔はその航空便に着陸許可
を与えた















●giveは4文型で SVOOで、動詞の後に名詞が二つくるパターンです

S
V
O誰に
O何を
A) The control tower gave the airliner to land
to allow to land
allowing to land
B) He gave me a book.

A)はヘンですね。B)のHe gave me a book. のように「O何を」の部分には不定詞等ではなく名詞がくるのが4文型です。

左記の文で「O何を」の箇所にくるのは「着陸許可」で、CNNのようにclearance to landにするか、Wikipediaのようにlanding clearanceにすれば、正しいSVOOの文になります。

1)The control tower gave the ariliner clearance to land.
 The control tower gave the airliner landing clearance.

659
モデル・機種名の場合

1)この事故にはエアバスA350
とターボジェット機が関与した

2)
私はレクサスを運転している









●全ての名詞は数えられる名詞というスタンスに立つ

ひょっとしてこの名詞も数えられるかもしれないと、頭(こうべ)を垂れて謙虚にGENIUSの教えを乞いましょう。と講師がよく言いますが、

そんな時に出会った”Airbus A350"......。

もしもあなたが、Wikiの記事の一行目のAirbusの前に冠詞の"an"が ついていたことに気づいていたならば、凄いです!講師の目には入っていませんでした。

では、左の文を一緒に和訳しましょう。

1)This accident involved an Airbus A350 and a turboprop.
2) I drive a Lexus.

モデル・機種名が初めて言及される場合は、普通名詞と同じ扱いです。

658
名詞を後ろから過去分詞説明

1)飛行機は被災地に向かう
ところであった

2)飛行機は地震の被災地に
向かうところであった



1)The airplane was en route to the affected [stricken] areas.

2)The airplane was en route to the quake-striken areas.
*The airplane was en route to the affected areas of the earthquake.

●過去分詞を名詞の後ろに置いて、その名詞を説明しよう

2)The airplane was en route to the areas affected by the earthquake.

which had been affected by the earthquake と言い換えられる


657
主節+従属節 の前だし訳

1) They were unaware that
a fire had broken out on board
until they were informed by a
cabin attendant that the left
engine was on fire.

長い主節のあと、長い従属節が
きた時の前だし訳の方法
●後ろからの訳
1)彼らは客室乗務員から左エンジンが炎上したと連絡があるまで機内の火災には気づかなかった

●NELの前だし訳
1)彼らは機内の火災には気づかなかった。客室乗務員から左エンジンが炎上したと連絡を受けてはじめて知った

彼らが機内の火災に気づいたのは、客室乗務員から左エンジンが炎上したと連絡を受けた時だった


656
before & after

1) The aircraft was stationary
on the runway for 40 seconds
before the collision.

2)The back of the aircraft
caught fire shortly after
the captain had inreased
theengine power before
exploding following the
collision.

●NELの前だし訳
*before は after
*after は before

と読み換えて訳しましょう
●後ろからの訳
1)飛行機は衝突の前に滑走路に40秒停止していた

2)衝突に続いて起こった爆発の前に、飛行機の後部は機長がエンジン出力上げた直後に炎上した

●NELの前だし訳
1)飛行機は滑走路に40秒停止したあと衝突した

2)飛行機の後部が炎上する直前に機長がエンジン出力を上げていた。そのあと衝突し爆発が起こった









655
自動詞か他動詞か

1)The fatal moments of
a catastrophic collision
captured by a cameraman.

と聴こえたとすると、
この
capturedは何だ?

自動詞か他動詞か
それとも....?















●ディクテーションで「?」と思ったら必ずGENIUS先生に伺いましょう。

今期は聞き取りを強化するために「自動詞・他動詞」の感覚を磨きましょうね。

そのために、まずは動詞の直後に意識を向ける。
S V の次に、名詞が来ていたらその動詞は何動詞になる?前置詞の場合は何動詞?

名詞が来ていれば、その名詞は目的語になるので他動詞、前置詞なら副詞(句)をとる自動詞ですね。

左の文のcapturedの後に目的語の名詞がなく前置詞が来ているので一見、自動詞に見えます。早速、GENIUSに行きましょう。

●さてGENIUSを見てみると、captureには他動詞の用法しかありません。そうすると自動詞ではないので、他動詞として左記の文をSSTしましょう。

A)The fatal moments of a catastrophic collision captured (by) a cameraman. 「byを括弧で取り除くと文法も意味もOK」

(B)The fatal moments of a catastrophic collision were captured by a cameraman.  「wereを下線引いて加筆するとOK

●アラララー! 
今週のリスニング教材からするとB)が正解ですが、 A)も意味が通じますね。ということで、SST上は両方ともOK。ただし、文脈で判断するとB)。

●もう一つの解答
左の文のcapturedを言い換えると、コンマ+which were captured (非制限用法)あるいはコンマ+being capturedと
言い換えられる。つまり過去分詞のcapturedが前の名詞momentsを説明している、と解釈できますね。面白いね。


654
他人の言葉を引用するとき

1)バチカンは、引用すると、
「教会は料金所ではない」と
 書いています


●引用文の表記方法が決まっていますので、次回から今回学んだ方法でディクテーションしましょう

The Vatican wrote, quote, "The Church is not a tollhouse."



653
名詞の世界

いかなる名詞
も「数えられる」
を前提に今期は取り組み、たとえ
耳に届かなくとも、その名詞の前
に冠詞はないか、名詞の最後に
[s]または[z]音がないかを確認
しましょう

1)化石燃料
2)摂氏1.5度
3)25%の減少
4)現在のレベル
5)投資
6)クリーンエネルギー
7)地球の気温
8)1.5度の温暖化
9)壊滅的影響



●録音した自分の声、
ディクテーションを
聞き直し、見直してね!


●ディクテーションでよく間違えるのが「冠詞」の取りこぼし、あるいは「複数形の-s」をis/has 等に混同すること

英語母語者たちは逐一「この名詞は実態があるか・ないか」tangible or intangibleかと自らに問い、そして表明しながら喋っているように思えます。

A)「数えられる名詞」とは
一般法則としては「他との境界がある」もの。触って、見て、あるいは聞いて、ここから始まり、ここで終わると言えるものはだいたい数えられる。

B)「数えられない名詞」とは
どこからどこまでがそれだと言い難いもの、例えば空気などの物質や概念的なものなど、一つ二つと、どう数えていいか分からないもの。

C) 数えられない名詞でも形容詞がつくと
、前に冠詞のa/anがあることがよくある。掴み所のないものが、形容詞で具体化され、実態を帯びるから。

●左記の1)〜9)の答えは授業で確認しました。(D7の教材参照)

一つ、ヘンテコな名詞が6)のenergy。fuelをfuelsにできるなら、energyもenergiesと言えるんじゃないか。しかもcleanと形容詞で限定しているから、investments in clean energiesと言った方がむしろ良いのではないか。

これはGENIUSをじっくり読んで、思いを巡らせてください。そしてenergyというこの変哲もない名詞との新たな遭遇を楽しんでください。


652
前置詞

今期は前置詞は名詞や動詞と
セットで覚えよう。
するとリスニングが楽になる。

1)化石燃料需要減少
2)世界の気温上昇
3)AをB抑える[制限する]




●下を見ずに、まず自力で1)2)3)を英作して下さい。

1)a/the decrease in demand for fossil fuels
2)a/the rise in global temperatures
3)limit A to B

A)「〜増加・減少」系の名詞の「」は英語では"in"
B)「〜需要」の「」は英語では"for"
C)「〜制限する」の「」は英語では"to"

●以下の長文を英作しよう(解答は教材を参照下さい)

現在のペースでの化石燃料の需要の減少は、世界の気温を摂氏1.5度に抑えるには全く不十分だ。


651
分詞構文 , meaning

1) ディズニーの「蒸気機関船
ウィリー」の著作権が切れた。
つまりパブリックドメインに
なったということだ。

「つまり」の箇所をmeaning
を使ってまずは自力で訳して
みよう。

●左記の「つまり」の箇所は and that means (that)...と言い換えられる

English Expressでは「分詞構文」と説明しています。

1)Disney's copyright for Steamboat Willie expired, meaning it is (now) part of the public domain.

あるいは, 関係代名詞の制限用法(コンマあり)と理解し....Willie expired, which means (that)と言い換えてもよい。

いずれにせよ「つまり」と言って前文の説明をしたいときはこの", meaning"を使いましょう。使い勝手のよい表現です。