「一口英語」コーナー

english
 
「聞こえない音」のルールを自分の言葉で説明してみよう
 
「耳が捉えた音」の方が、「頭の中の音のイメージ」より
正しいことが多い。聞こえた通り、カタカナでも良いから書き留めよう。

     
2023年春期 No. 121〜130 23年春期の復習テスト用 Click here
2023年秋期 No. 131〜151 23年秋期 Click here
2024年春期 No. 152〜163 24年春期 Click here
2024年秋期 No. 164〜 184 24年秋期 Karaoke Repat練習の学期 Click here
2025年秋期 No. 185〜 195 25年春期 Click here

 
2025年春期 発音記号の表記ができないのでカタカナやスペルでご容赦
曖昧母音は[*]で表記します。
 

●201 日本語のリピート練習 2 

1)実験では、痛みを感じる恐怖体験に
ついて、マウスに静電気でショックを
与えた時の脳内と、その後再び同じ
部屋に入れられ、怯えた行動をとって
いる時の脳内の反応を比べました。


出典:NHKラジオ「マイあさ!」マイBiz









●左記の1)を、頭に叩き込みながら音読し、次に文字を見ずに内容を再現してみましょう。その時に自分の日本語を録音しましょう。

記憶から落ちる傾向がある箇所:

A)冒頭の「痛みを感じる恐怖体験」
B)後半の「怯えた行動をとっている時」
C)最後の「脳内の反応を比べました」

英日逐次通訳練習でよく起こる現象と同じことが起こりました。

つまり、英語であろうと日本語であろうと、A)冒頭のところで脳が反応しにくく、内容を忘れてしまう。そしてC)最後の結論箇所も、聴いている時は分かったつもりでも、いざoutputとなると、忘れてしまう。

中間のB)の箇所は「つなぎ言葉」を入れずに聴いていると、忘れてしまいがちな情報。じっくり行間を読まないと、あるいは理研の科学者たちの意図を考えないと、情報が記憶からスリにくていく。結局、内容が難しい箇所の理解不足で、脳が処理しきれず忘れてしまう。



●200 日本語のリピート練習 1

1)心理的安全性、もう少し詳しく言うと
どう言うことなんでしょうか。

今、企業の中で流行り言葉になっている
と言ってもいいと思うんですが、心理的
に安全、すなわち組織の中で、ありの
ままの自分でいられることが周りから
認められていると言う状況が、これが
まず一番大事なことなんですね。(21秒)


出典:NHKラジオ「マイあさ!」マイBiz
明治大学専門職大学院 野田稔





Dクラスの受講生の情報処理:

「この心理的安全性とはどう言うことでしょうか。

まず、心理的安全性という言葉は組織の中で流行り言葉になっています。心理的に安全ということは、ありのまま自分でいることが、組織の中で認められていると言う状態です」

スピーカーが事前に準備した内容を聴く場合は、たとえ母語であっても難しいと言うことを体験しました。聴いているときは、分かったはずなのに記憶に残らない。

MKさんの場合、ものの見事に情報処理し、上記の重要情報を出しました。立派と言うより他にありません。最後の「これが一番大事なこと」が抜けましたが、一番大事な点がちゃんとリピートされているので十分です。

ちなみに「冒頭部分と最後が抜ける」という現象。これは日本語のリピートでも起こりますね。



●199 

1)Some are you that SV.
2)S comes the expensive performance.

と聞こえた

1)Some argue that SV.
2)S comes at the expense of performanc.e.

答えがわかればそう聞こえるが....と言うやつですね。2)の方は語彙として使えるようにしておきましょう。次は間違いなく聞こえる。



●198 音が化けた

1) This way to speak up...
2) because, put yourself down

と聞こえた

1)The best way to speak up....
2) pause, slow yourself down

一体なぜ左記のように聞こえたのか? こりゃ難しいね!
あなたはどう分析した?



●197 言える英語、言えない英語

1) I can't do much help people being
humble or curious.

と聞こえた








●今回は自分の英語表現にない表現が聞こえなかったように思います

A)代名詞のmuchの用法
「やってしまわねばならないことが沢山ありますか」
*Do you have much    finish?

B)help [SVO+do] 動詞の原形が目的語の後にくることを知っている
「彼女は私が人前で話す時にもっと自信を持てるように助けてくれた」
*She helped me    confident in public speaking.

1) I can't do much to help people be humble or curious.
「人々が謙虚さや好奇心を持てるようにお手伝いをするという点では大したことはできません」



●196 弱音 と they/there混同

1) a quote xxxbuted xxx Aristotle
2) groups xxx talented individuals
3) they had to be something...

1) ストレス音の直前・直後の音の聴き落とし。前置詞の聞落とし。
2) 弱く発音される前置詞 (前の単語の最後の-sとリンキング)
3) theyかthereはよく間違う音のペア

1)attributed / to; 2) of; 3) there





2024年春期に学んだこと
1)リンキング音 a completed draft オヴァ constitution → draft of a constituion
2)語末の[t]音は聴こえない We had a meeting schedule with them. → a meeting scheduled with them
3)目的語のitは聴こえない We wanted to lay before them...→ layは他動詞→to lay it before them.
4)構文:次の品詞は何か with Matsumoto, Foreign Minister was Yoshida, and two other Japanese.
    をいつも考える 前置詞 withの後は名詞句で名詞節はダメ。たとえ本人がそう言っていても修正
  with Matusmoto, Foreign Minister Yoshida, and two other Japanese
5)構文:句読点を聴き取る The Japanese received that the next week this now completed draft
  言い直しのドット3つ:The Japanese received that...the next week〜
6)名詞:数えられる名詞 全ての名詞は実態のあるtangibleな「数えられる名詞」というスタンスで臨むこと。
  必ず名詞の前に冠詞はないか、複数形ではないか確認し、辞書にあたる。