「一口英語」コーナー

english
 
「聞こえない音」のルールを自分の言葉で説明してみよう
 
「耳が捉えた音」の方が、「頭の中の音のイメージ」より
正しいことが多い。聞こえた通り、カタカナでも良いから書き留めよう。

     
2023年春期 No. 121〜130 23年春期の復習テスト用 Click here
2023年秋期 No. 131〜151 23年秋期 Click here
2024年春期 No. 152〜163 24年春期 Click here

 
2024年秋期 発音記号の表記ができないのでカタカナやスペルでご容赦
曖昧母音は[*]で表記します。
 

●175 important   


1) cotton, kitten, Manhattan

下線部に注意して発音してみましょう






●インポー[r]タント

1) カットン、キットゥン、マンハッタン

上記のようにローマ字英語のイメージで赤の部分を聴くと、全く違って聞こえますね。

A) importantの青の部分の[t]音は発音されず、ただ舌を上の歯茎の裏につけるだけです。

B)舌をつけたまま[n]音に移行して、鼻から[]のような音にして抜きます。感じとしてはインポー[]のようになって、タントの部分がごそっと消えてしまいます。

言える英語は聞こえる英語!

この知識を使って Repeat 練習問題13)を聴いてみてください。聴こえない音が聴こえるよ!
   

●173 スペル"a"にストレスがないとき2   

171の復習:赤の箇所の発音に注意
climate, private, footage, language

今週の音読教材に出てきた単語:

1)luggage, wreckage, image





●ストレスのない ageの時のスペル"a"の発音は[i] イ

1) luggage/wreckage/image [エイジ]や[エッジ]はなく
  [イッジ] です。

●次の単語も発音してみましょう。ageが目に入った途端 [エイジ]か[エッジ]と読みがちです。注意しましょう。

2) average, cabbage, courage, damage, massage, shortage, storage, usage, village

ナーンダ、簡単!でも文字を読むと「アイウエオ」の癖が出てきます。マスターするまで注意して音読しましょう。
   

●172 音読練習:リンキング   

1)367 passengers and 12 crew

2)a dog and a cat

















曖昧母音は[*]で表記します。

●トカゲの尻尾切り

1)「最後の音が子音」+「冒頭の音が母音」の組合せ
 passengers and → passenger sand

「パッセンジャー ンド」ではなく
「パッセンジャー ンド」と違う音に化かす

●「最後の"d"や"t"は発音しない」
  舌先を上歯茎の裏につけるだけ「エン→エン」
 
2)a dog and a cat → a dog an(d) a ca(t)
 
*dogの[g]はトカゲの尻尾切りでandの[a]と合流。
  
*want a catが「ウォ cat」になるように
 an(d) a catも「エ cat」になる  [エンダcat]も可。
 よって:
「ア ドッグ エンド ア キャット」ではなく
ダーゲェ ナキャッ(t)」のように音を化かして発音しよう


●171 スペル"a"にストレスがないとき1  

At approximately 17:45 JSTの場合:

以下のに注意して発音してみましょう

1) at approximately


昨日Dクラスで気がついた点です。










曖昧母音は[*]で表記します。

スペル"a”にストレスがなければ曖昧母音です。分かりきったことですが、案外間違って発音しているかもしれません。

アクセントの位置に注意し、以下を発音してみましょう

A) subordinate / climate / private /
B) footage / language/ heritage /

"ate"の部分にストレスがあれば[eit]ですが、なくもて[eit]と発音していませんか? "age"も同様です。ストレスがなければ[エイ]ではなく[]です。

*climateは[クライメイト]ではなく[クライムット]みたいな感じです。
*languageは[ラングエイジ]ではなく[ラングウィッジ]

よって、
1)approximatelyは[〜メイトリイ]ではなく[〜ムットリイ]です。


●170 ピロー


The smoke ピロー through the cabin.

と聞こえた。どうSSTする?









●今期のディクテーションSSTの学習ポイントは
音は無視し」意味にこだわることです

音に引きずられてはなりません。ピローと言う音に「解」を求めず、SVOと意味を考え、文脈にあった言葉を探しましょう。

以下の情報を授業中に講師が言及しなかったクラスもあるかもしれないので、ここで伝えます。

このthe smoke「ピロー」の部分の言葉に出会ったのは、13年前のリスニング教材です。福島第一3号機の水素爆発事故の英語報道でした。

英語でキーワードを入れてグーグルしてみたら、今でも検索できました。私たちが今回出会った言葉がそこにありました!

●169 [イ]ではなく[ア]


ヴィザビルティと聞こえた。

どうスペルする?













曖昧母音は[*]で表記します。

1) スペル[i]にストレスがないとき、特に
 2つのストレスのある音に挟まれたとき:
 例えば:[強強弱] ●●・←赤の点の箇所にきたとき

*スペル[i]でも、発音は[イ]ではなく曖昧母音の[*]になり、私たちには[ア]に近く聞こえます。あるいは[ウ]ぽく聞こえます。

*ヴィティはvizabiluty / visabiluty ではなくvisibilityです。

2)以下の単語を発音してみましょう

*possibility; feasibility; accident; Florida Marlins (昔イチローが在籍した野球のチーム)

*スペル[i]に限らず、ストレスのない音を曖昧母音化すると、一気に英語らしく聞こえるので、ここに挙げた単語の発音をまずは意識して、応用していってください。

●168 豪州の英語

The new rule サイ a person who identifies 〜











 




●主語の次の言葉がサイと聞こえた
 The new rule サイ a person who identifies 〜
   主語   動詞 (さて豪州英語でサイと聞こえたら?)

例)He'll go to the hospital トゥダイ.と豪州英語で聞こえたら、to dieではなくtodayでしたね。そうすると、サイは?

The new rule say a person who identifies〜ですね。

●しかもruleが単数形に聞こえたので、動詞のsayを三人称単数形にして-sをつけましょう。(SST処理です)

The new rule says a person who identifies〜.

●あるいは ruleのあとの音が[s]音で始まるsayなので、sayの[s]音とruleの複数形の[z]音が重なって[z]が聞こえなかったのかもしれないので:

The new rules say a person who identifies〜. かもしれません。文脈で判断しましょう。

●167 "t-reduction" love 対 loved

全く同じように聞こえる。

I found what I loved to do early in life.

来週、クラスで確認します。

●語末の[d]音、[t]音
これまでディクテーションで何度も聴き間違ってきました。

と言うより、語末の[d/t]は発音されていないから、lovedもloveと同じに聴こえる。

クラスでは語末の[d]音、[t]音を「詰まり音」と言っていますが、[d]音で一瞬舌が上の歯茎の後ろにつき、息の流れが阻害されるから、多少詰まったように聴こえます。


●166 earned 対 owned

案外同じように聞こえる。

言える英語は聴こえる英語。
何に気をつけたら、聴きとれるのだろう?




曖昧母音は[*]で表記します。

A)earnedの[r]が弱いと[*: nd] に
B)ownedの[ow]がBritishぽくなると[*und]になる。

上記の差は[*: nd]と[*und]なのでほぼ同じように聴こえる。

A)earned:しっかり巻き舌にして[*rnd]と発音しよう。
B)owned:[アウ]ぽくせずにしっかり[ou]。[u]でキュッと唇を左右寄せて[ound]


●165 loved 対 beloved

この二つの単語の発音はどうなる?

右の欄を見る前に、まず発音してね。






曖昧母音は[*]で表記します。

●[l∧vd] 対 [bl∧v*d] (または[b*l∧v*d]

授業中にリピートやシャドーイングをしたとき「ヘエ?」とか「何?この発音」と反応したあなた。あなたはスゴイ!

南條健助先生がbelovedを [ブラヴェド] と発音するようにと教えてくれていますが、belovedを目から学ぶと、どうしてもlovedと同じ発音にしてしまいがち。lovedは [ラヴド]であって [ラヴェド] ではないものね。さあ、学んだらすぐ英作して使おう!


●164 カタカナ英語に注意


1)I'm on my way home.

スペル"o"が日本語の"オ"にならぬよう注意


I'm n my way ホーm.

●カタカナ発音の母音

日本語の"オ"とon や homeの音は違いますね。もう一度音声を聴いて確かめてみましょう。

●リズム

棒読みになるとカミカミしがちです。リズムの強弱に耳を澄ましましょう。ピッチも多少高くなっていますね。強弱をつけると言いやすくなります。



2024年春期に学んだこと
1)リンキング音 a completed draft オヴァ constitution → draft of a constituion
2)語末の[t]音は聴こえない We had a meeting schedule with them. → a meeting scheduled with them
3)目的語のitは聴こえない We wanted to lay before them...→ layは他動詞→to lay it before them.
4)構文:次の品詞は何か with Matsumoto, Foreign Minister was Yoshida, and two other Japanese.
    をいつも考える 前置詞 withの後は名詞句で名詞節はダメ。たとえ本人がそう言っていても修正
  with Matusmoto, Foreign Minister Yoshida, and two other Japanese
5)構文:句読点を聴き取る The Japanese received that the next week this now completed draft
  言い直しのドット3つ:The Japanese received that...the next week〜
6)名詞:数えられる名詞 全ての名詞は実態のあるtangibleな「数えられる名詞」というスタンスで臨むこと。
  必ず名詞の前に冠詞はないか、複数形ではないか確認し、辞書にあたる。